役者は揃った 2011 9 11
先週、ニュースでは、
ロシアの爆撃機が日本列島を一周したというニュースがありました。
さらに、時事通信社のニュースでは、
「防衛省は10日、北海道と樺太の間にある宗谷海峡を通過した、
ロシア海軍の艦艇4隻に続き、
さらに同20隻が通過したと発表した。
領海侵犯はなかったが、同省は『過去最大の規模』と警戒を強めている」
「戦車揚陸艦や病院船も含まれており、
千島列島付近に設定した訓練海域で、
大規模な総合演習を行うとみられる」とあります。
東アジアにおいて、役者が揃った観があります。
日本、中国、ロシア、そしてアメリカ。
なんだか、歴史の教科書を思い起こさせる布陣ですね。
軍事的に見れば、東アジアは、「熱い」地域でしょう。
にもかかわらず、日本の民主党政権は、平和ボケをしている観があります。
文民統制 2011 9 4
9月3日の時事通信社のニュースによると、
日本の安全保障に関して、以下のようなニュースが流れていました。
(以下、引用)
一川保夫防衛相が、
「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と
発言していたことがわかり、野党の自民党から3日、批判が相次いだ。
(以下、引用)
このようなニュースは、もう世界中に流れ、
アメリカ政府も、中国政府も、ロシア政府も、韓国政府も仰天したことでしょう。
文民統制に関して、このような解釈をするのは、
世界でたった一人しかいないと思います。
それが日本の防衛大臣とは、外国政府も驚いたことでしょう。
沖縄の普天間基地問題の迷走が原因で、
強固だったはずの日米同盟に亀裂が入っている現状では、
日本に利害関係のある国は、
このようなニュースを知れば、なおさら、
日本を試したくなると思います。
そこには、「脅し」もあれば「すかし」もあるでしょう。
今後、外交的な「試し」か、軍事的な「試し」が来ると思います。
日本の安全保障は危機的状態と言えます。